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きまぐれ日記

2012年03月02日(Fri)
【そうか+】
やっぱりシナリオブックは買うべきだよなあ。
しみじみ思いました。
シナリオブック買ってしまうといざゲームやったときの発見とか楽しみが薄れちゃうかなーと思ってたんだけども。
細かい部分のやりとりとか、セリフの内容とか知りたい!って思ったときにないと不便だよね。
ていうかあると超便利。
あんまり記憶力のない人間なんで、舐めるように読み耳をダンボにして聞いたはずのクラトスさんのセリフさえ
「あんなこと言ってた気がするけどどうだっけ?」
になるので、やっぱり買うべきだなと思いました。
頑張ってアニメイトに行って、シナリオブックと青エクイラスト集となんか他にもよさげなものがあったら買ってみよう。
まだシナリオブック置いてあるのかな。なかったらどうしよう。お取り寄せとかできるのかな。
とりあえず勇者クラトスは記憶違いじゃなくてよかったです!
あのシーンは親子萌えとユアン萌えとクラトス萌えが詰まりに詰まってるから、かろうじて覚えてられたんだろうな。
しかし某サイトさまで見て思ったんだけど、
ユアン「地獄の責め苦」
クラトス「地獄の業火」
おまえら地獄大好きだな。いや、あなたがた地獄お好きですね!(言い直した)
これはあれか。やっぱり長年一緒にいると発想が似通ってくるってやつか。他に地獄を例えに出したキャラなんていないよね多分。
こんなところで密かに、仲悪いように見えて実は仲良いアピールしてるとは思わなかったぜ!
もしくは二人とも死んだら自分は地獄行きだって頭があって、それでひょんなことから出ちゃったのかもですね。
ん?たまたま使った慣用句が似てただけじゃないかって?ああああああ聞こえなーい。



アヴラム・デイヴィッドスンの『どんがらがん』読みました。
わくわくしながら図書館で借りてきて、読みかけた積ん読そっちのけでさっそく開いて読み始めて、一つ目の話を読み終わってすぐにAmazonに飛んでいました。
なんか想像と違ーう!と思って。
たまたま見たレビューですごく陰惨な内容の本かと思ってたんだけど、ちゃんと細かく見たらちょっと違うタイプの本だったみたいです。
なんていうのかな。世界観というか空気感というか文章の感覚とかを楽しむ本っていうのかな。
よくわかんないんだけど、ちゃんとしたストーリーとかどんでん返しとかを求める人にはあんまり向いてない本だと説明されていました。
しかも文章読みにくい(翻訳前の作者の文章にすごく癖がある)ときたもんだ。
つまりは私にはまるで不向きな本なわけだな!
と悟りつつ。面白い面白いと絶賛されてるしせっかく借りてきたんだから悔しい!と思って頑張って最後まで読んでみた。
そういう本だと思って読むと、すごく面白かったです。文章も確かに読みやすくはなかったけど、読めないほどでもなく。
ブラックジョークとか好きな人はわりと好きなんじゃないかなと思います。
私も四ヶ月くらい前に1週間くらいブラックジョークのまとめサイトを読みあさってた時期があった、とってもにわかスキーなのでところどころにやっとできました。
しかしタイトルが独特で、内容も独特なんで、読み終わってタイトルを見ても「これどんな話だっけ?」ってなる率高すぎる。
ちらっと本文読んだら思い出すんだけど、タイトルだけだとちっともわからん。
個人的に好みだったのは、『物は証言できない』『さあ、みんなで眠ろう』『ラホール駐屯地での出来事』『クィーン・エステル、おうちはどこさ?』『眺めのいい静かな部屋』『パシャルーニ大尉』『ナポリ』『すべての根っこに宿る力』かな。
今リストアップしてて自分でびっくりした。あれ?ほとんどの話気に入ってるじゃん。私思った以上にこの本つぼにはまってたんだ!
いや。なんつーか後味がすごく残るんだよね。理解できない部分もあるんだけど、イメージとして心に刻まれてるっていうか。よくわからん!
さすが絶賛されてるだけのことはあります。
薄暗さとかブラックさとか世界観とかがなんかすごい。怖いとか残酷描写が優れてるわけでもないんだけど、なんかすごい。
読みにくいし好みじゃないっぽいから読むのやーめた!ってしなくてよかったです。
特に頭に残ったのは『ナポリ』と『すべての根っこに宿る力』と『さあ、みんなで眠ろう』かな。
『ナポリ』はまじで理解できなかった。貧しくて汚い町、ナポリに訪れた旅人が地元の青年の案内を受けて、さらに薄汚れた裏路地のボロボロの家でベッドの上にいる見るに耐えない姿の男に金を払ってなにかを買う話なんだけど。
いくら読んでもそれがなにかが全くわからないんです。
あまりにも理解できないからこの話を読んだ後に後書きの解説読んで、ネットでも解説探したけどどこにも説明がない。そのくせなんたら賞を取ったとか素晴らしいとか大絶賛されているので、ちょっぴり『裸の王様』気分に陥りました。
え?皆この理解できない話をちゃんと理解した上で絶賛してるの?賞取ってるし素晴らしいって言われてるから、わかんないけど素晴らしいって言ってるんじゃないの?それとも馬鹿には見えない(内容が)ってやつなの?
みたいな。
一生懸命考えて、結局はわからないところがさらに不気味さをかきたてて、だからこその名作なのかなという解釈で落ち着きました。
女の泣き声や、なにかわからないものを渡したのかどうかも曖昧な表現。まがまがしい呪いの言葉と最後の『ナポリ』。
もう最高の雰囲気小説だと思います。いや、幻想小説って言った方がいいのかな。
わからないからこその薄気味悪さと想像をかきたてられるかんじがたまらないみたいな。
現に私にとっても、なんだかんだ一番頭に残った話になりました。
二度ほど中指と人差し指の間に親指を突き出す表現が出されてることを思うと、もしかしたらこの話自体がなんつーか売春の暗喩なんだろうかとも思うけど。
あまりにも幻想すぎてよくわかりません。
ナポリ。(何)
『すべての根っこに宿る力』は、正に私好みの話。
狂った男が狂った考えを募らせて人を殺す、正に狂ったお話でした。こういうの大好き!
人の顔が膨れ上がったり化け物に見えたり写真が表情を変えたり、嘲笑されたりトイレの落書きに自分に対する誹謗中傷が書いてたり。
もうぐわんぐわんな狂った精神が楽しいのなんのって。人を殺すときのイカれっぷりもとてもよかったです。
しかもこの話、なにがいいって最後に狂って見てた幻覚だと思ってたいくつかのものは、『実は現実にそうだった』可能性があると発覚することです。
もちろん狂った彼にはなにもわからないけど、読者側はうわっ!となります。
なんだよ。ないって言ってたけどあったじゃないかどんでん返し。にやにや。
『さあ、みんなで眠ろう』は切ない話でした。日本人好みの話だと解説されてたけど、確かにそうだと思います。
全く誰にも省みられることなく、通りすがりの旅行者の気晴らしに惨殺され慰みものにされる原住民。
必要のないものだし誰のものでもないからと殺される彼らを、「彼らは人間だ」とただ一人保護しようと奮闘する男。
なかなか理解は得られず、かろうじて保護した二人は人の手による事故により死に絶望してたところ、やっと理解者を得て光明を見たと思ったけれど──的な、絶望色濃いお話でした。
人間の残酷さと純粋さの対比が素敵でした。惨殺しようとなにしようと、ほとんど皆気に止めてないところが逆にいい。だってこれ、人間じゃないし。法律にも違反してないし。不要なものを活用してなにが悪いの?的なのがいい。
終わり方とかも切なすぎるけど、好き!
ちなみに原住民は宇宙人なんで(SFな話)本当に人間かどうかはわからないんだけど、彼にとっては人間だったんだろうな。
どうでもいいけど原住民のヤフーという呼び名に、家畜人ヤプーを思い出しました。あれもえぐい小説だったな。最後まで読めてないけど。
ちなみにこの本の編集者は、期待のハサミ男の作者、殊能正之先生だったりします。
他のアヴラム作品も読んでみたいので殊能先生にはまたいつかアヴラム本を編集していただきたいです。
もちろん殊能先生自身の作品も楽しみにしてるよ!
ハサミ男買うには買ったけどまだ読んでないんだよな。読む日が楽しみです。

07:40

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