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2012年04月27日(Fri) 【洋画】 とりあえず四本観ました。 自分で適当に借りたの二本、知り合いが面白いから見てみ！と貸してくれたの二本。 どれも面白かったけど、怖くはなかったです。 つーかＢ級ホラー借りようかと思ったんだけど、いざレンタル屋行ってパッケージ眺めてると、 もろＢ級だよ！オーラが出てるものはやっぱり手が出なかったんだよ。しくしく。 以外適当な感想。 『ユージュアルサスペクツ』 知り合いが貸してくれたんだけど、ホラーじゃなくてサスペンスミステリーでした。 札付きの犯罪者が五人寄り集まって、麻薬積んだ船を襲う事件が起きて、その生き残りの一人があらましを語ってくって形式の。 語り形式の話なもんで、回想の始まりとか語り手が誰かとか、そもそも語ってることすら最初はよくわからなくて混乱しました。 顔と声がいまいち判別できなかったせいなんで、たぶん私の理解力の問題です。 しかもクライマックスで犯人が誰かわかってしまったという残念っぷり。 だから「そうだったのかー！」とはならなかったです。わからなかったら「おおー！」ってなっただろうに、ほんと残念。 でも五人の悪人っぷりが雰囲気があってとても素敵でした。ドンパチシーンの迫力とか、正体不明の依頼人カイザーソゼの存在とか、中盤の展開はハラハラしっぱなしですごくいい！ 二度三度見返して、伏線とか確認しながら観たらさらに楽しい映画だと思います。私にはその根気がないのでこのまま返すけども。 警察での取り調べシーンとか、アメリカらしい下品なジョークとか、オチの張り紙が映るバラバラしたシーンとか、雰囲気と空気感がたまらなく好みな映画でした。 これ、映画でなく小説だったらよかったのに。こういう小説読みたい。 『痩せゆく男』 知り合いが貸してくれたんだけど、見た瞬間「あーあ」ってなりました。 よりにもよってスティーヴン・キング！しかもよりにもよって私がつい二週間くらい前に買ってきた本の映画版じゃねぇか！ もちろんまだ未読さ！！ しかし、せっかく持ってきてくれたのに 「未読の本の映画版だから観たくない」 なんてふざけたことが言えるわけもなく、ありがたく観させていただきました。 面白かったです。ええ、とっても。 太った男がタイトル通り痩せていく映画なんだけど、特殊メイクってすごいんだね。太ったメイクがめっちゃうまい。痩せたときのメイク（体ね）はいまいち作り物っぽかったけども。 確か役者さん自体も、実際に結構頑張って痩せた映画だったと思うんだけど、頬の痩けっぷりとかすごかったです。役者魂すげー。 痩せてく恐怖と、友人が変貌していく恐怖（外見も内面も）と、様々なことに追い詰められてく主人公。ジプシーに追われたり、昔救ったマフィアを味方につけての派手な報復したり、狂いかけてみたり、最終的にはネズミ取りがネズミ状態で壊れてくかんじがなんつーかもう素晴らしかった。 小説読むのまじ楽しみ！ってなりました。 どんな風に書かれてるんだろ。わくわく。 『街の白人』って言葉が何度も出てくるんだけど、まがまがしいかんじがしてすごく好きです。もうこれ自体がなんか呪いの言葉だよな。 そして最後の狂った表情がすごくて、いまだに目に焼き付いています。 家に帰ってからラストまでのシーンが特に大好き。 でも怖くはなかったです。面白くて展開と映像が好みすぎて、わくわくしてしまった。小説は怖いといいな。 『サイレントヒル』 とりあえず有名所を！と思って借りてきた。 映像がすごくよかった。灰がぱらぱら舞い落ちる灰色の街とか、出てくる化け物とか、さすがは元ゲーム。ファンタジックで大変素敵でした。 ちなみにゲームはやったことないよ！ ところどころにぶら下がってたり縛られてたりする死体らしきものとか、退廃してく建物とか、雰囲気がすごくいい。 化け物も皆よくできてるから、怖いというよりは出てくるたびに喜んでにやにやしてしまいました。 個人的にお気に入りなのは、手と顔がなくてうねうね歩いてくる茶色い化け物（女警官のメットと上着を溶かしたやつ）と、でかい刃物持った三角の頭した化け物です。 後者は特にいい。ゴキブリみたいな虫引きつれてくるとことか、扉にでかい刃物突き刺してくるとことか大好き。 あ、あとあいつも好き。トイレに縛られてた死体。あれが這いずりながら動くシーンたまらなかったよ！舌がうねうねするのとかきもすぎて最高！ もしかしたら夜中に観たら怖くなったかもしれないけど、観たのが昼間だったからひたすら楽しんでしまいました。 籠に入った鳥が悪魔に反応したり、化け物が青エクに出てくる悪魔に似てないこともなかったから、違う意味でわくわくしてしまったから夜中でも恐がれなかったかもしれないけども。 ラストは非常に切なくて、ちょっと気分が滅入りました。 ２があるらしいから、そっちでハッピーエンドになるのかな。違う人の話だったら切ないな。 『監禁拷問殺人者』 Ｂ級ホラーなんて借りるもんか！と思ってたのに、知らずに借りてきてしまっていました。 感想文探してたらＢ級扱いされててびっくり。なるほど、これがＢ級ホラーかあ。確かにあんまりお金はかかってなさそう。音は小さいし、吹き替えは入ってないし。 タイトルとパッケージの俳優さんの狂気じみた顔に惹かれて借りてきたんだけど、借りてすぐにAmazonのレビューを見てみたら、一人しか評価してない上に☆ひとつで絶望しました。 そのせいで観たのは一番最後になってしまったよ。 でも結構面白かったです。 恐れてたエロシーンがなかったのが、一番評価できるかもしれない。 快楽殺人者の映画だから、強姦殺人してたらどうしようかと思ってたんだよ。家族が一緒に観てたから、そんな変態シーンきたら気まずいじゃないか。 幸いにもただ単に殴ったり蹴ったり首絞めたり銃で撃ったりするだけで、そこまでグロくもなく、エログロはちょっと……な私でも安心して見られました。 ただし、あんまり家族と一緒に観るのはお薦めできません。主人公が明らかに変態な上に、異常殺人シーンがそれなりに秀逸だから。 特に回想の、縛った女を殴り付けて殺して埋めるシーンはよくできてました。暴力的な雰囲気満載で、ぐろくはないけど異常さはたっぷり。 でも監禁拷問は全くしてないんだよな。 女に袋被せて窒息させたり、首しめたり、変態絞殺魔ってタイトルの方が合ってると思うんだけど。そんなタイトルだったらまず借りて来なかったけども。 そしてオチがよくわからなかった。 これが実際あった事件を映画化したもので、主人公の名前がその犯人と同じだっていう事実さえなければ、 世間で騒がれてる異常殺人者ファンの変態おっさんが、自分がその犯人だって夢を見てる話かと思ってしまうくらい。 ていうかそうじゃないの？ 実際捕まったの？捕まってないの？なんなの？ 疑問だけが残りました。これだから理解力のない人間は困ります。 でも今回観た中では一番怖かったです。 内容とか殺人シーンでなく、主役の俳優さんの顔がまじ怖い。 これだけはパッケージに偽りなしだったよ！ ちなみに最初に流れた映画紹介で、『ジキル』と『ジェフリー・ダーマー・ライジング』が観たくなりました。 ダーマーが流れたときには、ついつい「おおー」と歓声まで上げてしまった。あれ、出来としてはどうなんだろ。あんまりグロかったり異常すぎると観れないんだよなあ。 ジキルはたぶん観れそう。原作小説だから、安心して楽しめるし。 問題は近所のレンタル屋にあるかどうかだな。 次もたぶん適当に目についたやつ借りてくると思います。 ホラーとサスペンスはやっぱりいいですね。山場とかハラハラ展開とか衝撃的なシーンが絶対あるから、観てて楽しい。 19:55 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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