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きまぐれ日記

2012年06月26日(Tue)
【ちょっと】
すごい本見つけてしまいました。
※詳細は書いてないけど、えぐい話注意。

その名も『殺し合う家族』。
新堂冬樹先生の著作です。
この人の本はこれまで一冊も読んだことがなかったけど、綺麗な文章を書く作家さんだなというイメージを持っていました。(冒頭だけパラ見したことがある)
例のごとく後味悪い小説を求めてネットの海を徘徊していたら、とある事件をモチーフにした本を書いているという話を目にしてね。
一応事件の概要も知ってはいたから、Amazonやらで書評を見てみたわけですよ。
そしたらこきおろされてるのなんのって。
最悪だとか、読むんじゃなかったとか、執筆休めばいいのに等ひどいのなんの。
そんなにやばいのかーと思って早速読んでみました。半分くらいまで。
これはひどい。
なんつーか、えぐい。えぐすぎる。
わりとえぐいのは好きな方で、虐待とか精神的にきついのも「うわー」ってなりつつも楽しめる方なんだけども。
これはむり。きっつい。
生々しいし胸くそ悪いし、読んでて胸がざわざわして苦しくて気持ち悪くなってきます。嫌な感情しか浮かんでこない。
まだ半分だけど、これまで読んだ中で一番胸くそ悪い本だと断言できます。
やっぱり実際あった事件モチーフってとこがきついのかなー。
実際の事件自体がかなりひどいので、小説にならなくても記事読むだけで十分えぐいし辛いんだけど。
詳細に描写されてるのを読むと、実際にこんなことがあったのかなと頭の片隅にちらついて、かなり落ち込む。
これが完全なるフィクションなら、まだましだったかもしれない。
ていうかフィクションであって欲しかった。こんな事件は物語の中だけで十分だよ。
でもフィクションだとしてもやっぱりきついかなー。
書評読むかぎり、最後まで救いがないそうなので、読み終わると更に鬱々した気分になりそうです。
この後なにが起こるのかおおよそわかってるから、余計気が重い。
やっぱり犯罪も犯罪者も憎むべきものだ、という気持ちが強くなるからその点はいいかもしれないです。
しかし新堂先生はすごいな。こんなにえぐくて最悪な内容を生々しく書けるだなんてすごいとしか言えない。
文章がうまいから、余計にえぐいんだよな。
他の本も読んでみたいです。次は普通にフィクションものを読んで、めいっぱい楽しみたい。
その前に読み終わらないとだな。


23:27

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