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2012年11月09日(Fri) 【読書】 朱川湊人の『箱庭旅団』と貫井徳郎の『乱反射』読みました。 どっちも相変わらず読みやすくて面白かったです。 箱庭旅団は朱川先生お得意の不思議ホラー詰め合わせでした。 どの話も繋がってるといえば繋がってるんだけど、繋がってないといえば繋がってないという不思議な作りでした。 今回はさほどえぐい話はなかったけど、さらりと残酷なところは相変わらずでした。好き。 乱反射は一人の少年の死を巡るお話でした。 モラルってのは大切なんだな、としみじみしました。できごころで捨てたバナナの皮に、誰かがすべって転んで死ぬこともある。そんな教訓めいた話でした（もっとまともな喩えしろ） 心理描写が相変わらず神がかっているので、読んでいて涙ぐむシーンが何度かありました。 一番引きずられたのは美人でわがままな妹を持つ姉。 家族も周囲も皆妹の味方になってる状態に、なんだかすごく共感して悔しくなってしまった。 妹だから憎みきれないし、可愛いところもあるんだけどムカつくってのがすごくわかる。 まあ、私には妹なんていないけどさ。ちなみに弟もいません。完全なる末っ子。 そんだけ文章が巧みなんだろうなー。この人の本を読むたびに、お手本にしたい！って毎回思うくらい端正な文を書くんだよ。 あとはリボーンの小説をちらちら読み返していました。 後の巻になると雲雀さんがいる話しか読んでなかったせいで、未読の雲雀さんを発見してしまった。ふへへへラッキー。 しかし小説での美化っぷりはすごいな。天使とか妖精にたとえられるようなキャラだっけこの人。 どっちかというと悪魔とか妖怪（座敷わらし的な）の方がしっくりくるんじゃないかなーと思います。 まあ、好きキャラが公式の小説で美形扱いされてて嬉しくないわけがないけどね！ もっと讃えてくれたっていいのよ！！ 雪男のヒーローっぷりも読み返したくなったけど、時間がそろそろやばいです。あと２５分で化粧して着替えて待ち合わせ場所までたどり着けるんだろうか。たぶんムリ。 17:05 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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