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2013年09月24日(Tue) 【うーん】 積ん読を崩す作業に入ったはずなのに、つい姑獲鳥の夏なんかを読み直してしまっていました。 これだから未読本が減らないんだって。 しかし面白いなこれ。もう何回も読んでるのに、未だに面白い。面白いっていうかなんかもうすごい。 関口が京極堂に助けを請いに行くシーン辺りからの盛り上がりが半端ない。うおおおお!ってなる。 そこから解けていくというか突き付けられる謎の悲しさとかむごさとか美しさとかたまらん。 涙が出てくる。何回泣いてるんだ私これで。 あーもう好きだなあ。 私が一番好きな作家はなにがなんでも京極先生なんだけど、一番好きな本はって聞かれたら姑獲鳥を選ぶかもしれない。 いやしかし巷説シリーズとかバトロワとか貴志本とか屍鬼も捨てがたい。捨てがたすぎる。 でも生まれ変わってももう一度出会いたい本No.1はこれです。 この本に出会ったときの衝撃はすごかった。 ぜひ来世でもまた読んでびっくりして、京極本を読みあさりたいものです。 こういう本がもっと読みたい!と、積極的に読書を始めたきっかけの本でもあります。 それまでは漫画とかラノベばっかり読んでたけど、姑獲鳥を読んでから色々と一般書を読むようになったよ。 本当に、京極先生に出会えてよかった。むしろ京極先生が生まれてきてくれてよかった。 ちなみにこの本は、京極先生のデビュー作でもって処女作でもあるらしい。 信じられないよね。なにこのレベル高すぎる処女作。才能とかそういう問題じゃなくないか。 ある日送り付けられてきたこの作品に目を通した編集部の人が、これは出版社社員の目を試すためにプロが書いて送ってきたものじゃないかと疑ったって話を読んだことがあります。 そりゃこんなもの送られてきたらびっくりするわな。 内容的にも量的にも。 そしてこういう才能ある作家の卵を発掘するために、メフィスト賞が作られたんだそうです。 すげー。ぱねー。 しかし最後の邪魅が出てから、もう七年か。 鵺はいつ出るんだ。 鵺が出たら京極シリーズ最初から再読しようと思ってたけど、我慢しきれなくて読んじゃったよ。 次は魍魎か。積ん読を何冊か崩してから読もうかな。 ちなみに文庫版の解説に、現代本格の記念碑的な傑作であるって紹介されてる他作品に、麻耶先生の夏と冬の奏鳴曲があっておお!ってなりました。 これまた分厚い本なんだよ。家にあるよ。途中まで読んで絶賛放置中だよ。 面白くないわけじゃないんだけど、どうも文体が好みじゃなかったのと長すぎてね。 しかし先日(というか先々月くらい)麻耶先生のメルカトルとかいう極悪探偵ものを読んでからちょっとはまってしまってね。 はまったというか、 嫌悪感たっぷり。なんて最低な本だ!→なかなか頭から消えない→最悪だけどそういや面白かったよな→不愉快だけど他のメルカトルものも読みたい! と、脳内で変化していったというか。 まあ、それで他のメルカトル作品を探したらこの夏と冬の奏鳴曲も入ってたんだな。 半分くらいは読んだけど、メルカトルなんて出てた覚えないんだけど。しかし非常に気になる。読みたい。不愉快だけど読みたい! と思ってた矢先だったのでちょっとびっくりしました。 そうか、そんなに傑作なのか。さらに読みたくなってきた。 頑張って読んでみようかな。長いけど。 しかしこんなに嫌悪感を抱きつつ惹き付けられる探偵に出会ったのは初めてです。 そもそもあんな最低な探偵は見たことがない。 最低最悪だけど好きだよこんちくしょー! 11:49 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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