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きまぐれ日記

2013年12月07日(Sat)
【読書】
遠野物語remixを読みました。
かの柳田國男先生著の遠野物語を、京極先生が現代人にも読みやすく訳したものです。
まあ、かのって言っても柳田先生よく知らないんだけどね。たぶん京極先生の書いた本に名前が出てたから知ってるだけで、それがなければ名前さえ知ってたかどうか。
民俗学の父だそうです。
父らしく、内容は遠野という里に伝わる昔話やら不思議な話を集めたもの。
妖怪やら幽霊やらが出てくるんだけど、怖いというよりふむふむと興味深く読むようなタイプの本でした。
民俗学はよくわからんが、こういう話は好きです。
そして読みながら、京極先生は妖怪は実在している!って無邪気に信じてるタイプではなく、こういう妖怪やら怪異が生まれる土壌というか、人の心とか環境を含めた上で妖怪を愛してるんだろうなとなんとなく思った。
うん。自分でもなにが言いたいかわからん。
実在はしてないんだろうけど、信じてる人の心には実在してるんだよ。そしてそれがまことしやかに囁かれてる土地には怪異は実在してるんだよ。その実在してるだろう怪異が好き的な。
よく考えたら巷説とかもろそっち系だもんなあ。
たぶん京極先生のせいで、私幽霊とか怖くなくなっちゃったんだよ。
だって信じてる人にとって存在してるものなら、信じてない人にはないものってことですよね。
つまり幽霊を信じてなかったらいない=なにがあっても怖くない!的なねじくれた解釈に落ち着いてしまって、自分でもどうしようもない。
フィクションだとわかってて見る分には怖がれるんだけど、ノンフィクションっぽさを出されると、でも実際はいないんだろ?と思って醒めてしまう。
小野先生の残穢とか、正にリアリティを楽しむ話だったから、見事に全く怖くなかった。
感想とかで超怖かった!ってのを見るたび悔しくなります。
ぎりぎりする。
だからモダンホラーに走るんだろうね。人間は実在するし、実際に怖い人も存在するから。
ちなみにこの遠野物語の山女の話のひとつが、読んでてすげー既視感を感じたんですが、どこで読んだんだっけ。
京極先生の本だと思うんだ。なんか不思議な話を集めて現代訳したやつに入ってたんだっけか。
好き好き言いながら、こういう系の本は京極先生のしかまともに読んだことがありません。
ていうかどこにあるのかわからん。昔の怪談とか妖怪話とか読みたいけど、どこにあるんだ。
あんまり古いと文体とか旧字体の問題で読めないしなあ。
昔読んだ江戸時代が舞台の怪談小説とか読み返したくて探してるんだけど、タイトルも作者名もわからなくて困っています。
足を斬られた侍が、幽霊屋敷を這いずる話とか超怖くて大好きだったんだけどなあ。
ああいうのが読みたい。
宮部みゆきの時代小説も好きだけど、あっちは人情味が強くて怖いというよりほっこりするからな。
いやほっこりでもいいから読みたい。
時代もの+怪談テイストな小説が読みたい。
侍と妖怪と幽霊が読みたい。
ぐぐってもうまく出てこなくて困る。日本のモダンホラーも出てこなくて困る。

09:10

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