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きまぐれ日記

2014年01月17日(Fri)
【個人的に】
鬱+感動映画が一番こう心に残る気がします。
ショーシャンクの空にもそうだし、ダンサーインザダークもそうだし。
SAWも二人の間に芽生えた友情に泣いたしな。SAWで感動したって言って神経疑われたことがあるのでもうあまり口にしませんが。
でも銀魂のSAWパロ話では土方さんと沖田の間になんか芽生えてましたよね。友情というか信頼というか、なんつーか極限状態だからこその思いやりみたいな。
そういうのが好きです。
大変なときに誰かを思いやれる人を見ると、人間って本当にいいなと思う。
そんなわけで、『カッコウの巣の上で』という映画を見ました。
昔色んな賞を取ったすごい映画らしい。
ちなみにカッコウの巣っていうのは精神病院のことらしい。あんまりよくない言い方(揶揄系?)らしいがよくわからん。
原題はカッコウの巣を出るとかそういう意味らしいけで、そっちもよくわからん。
よくわからんが内容はたいへんよかったです。
タイトルからわかる通り、舞台は精神病院。
淫行罪で逮捕された主人公が、刑務所での労働を嫌って精神異常者のふりをして病院に入院したところから始まります。
精神病院舞台っていうと、それだけでなんかえぐそうだけどそうでもないんです。
確かに半数は重病患者で意思の疎通も難しいけど、残りの半分はちょっと変わってるけどいいやつらばっか。
なにより主人公がすごくいい。
病気だからってはすに見たり差別したり区別したりせず、仲間として皆を扱うんだよ。
喋れない耳も聞こえない大木みたいに立ってるだけの男に身振り手振りでバスケを教えたり、皆に賭けカードゲームを教えて興じたり、野球の試合をテレビで見ることの楽しさを皆に教えたり、皆で脱走して船で釣りに行ったり。
なんかもう、仲良くて楽しそうで、見ててにやにやしてしまう。
規則に縛られて色んなものを失って生きてるの彼らに、たくさんの楽しさや自由の素晴らしさを教えていくんだよ。
まあ、鬱映画というわけで借りてきたのでそれが永遠には続かないことはわかっていたけども。
それまでが楽しかっただけに、ラストはほんときつかった。
どうなるかも、ついネタバレを目にしてしまってたから半分ほど知ってたけど、それでも悲しかった。
一緒に逃げようとしてた仲間の、「おまえをこんな姿でこんなところに置いてはいかない」に、ああかついで逃げるのかな、と思ったらああああああ。
正に鬱映画だったよ。
でもすごくよかった。泣いた。
しかしエンディングロールで知ったんだけど、ずいぶん古い映画なんですねこれ。
私が生まれるだいぶ前だよ。
どうりで吹き替え入ってないわけだ。

19:23

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