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2014年02月07日(Fri) 【映画】 ピノッキオ イタリア映画でした。私ピノキオって、ディズニーオリジナルだと思いこんでたんですが、原作があったんですね。イタリアの古い童話だったみたいです。 ピノキオといえば、木でできた人形が色々あって人間の男の子になるお話ですが、この映画でその少年人形の役を演じているのは五十代のおじさん。しかも若干頭髪が薄くなりかけている。 正直見始めはシュール以外のなにものでもなかったです。おじさんがテンション高く飛び跳ねたりはしゃいだりしてる。なんとシュール。 おじいさんと包容してキスしまくるシーンとか、なんざこら状態。 見慣れるとまあ、気にしなくなるんだけど、どうせなら子供とは言わなくてももう少し若い十代くらいの俳優を使えばよかったのになあと思わないでもない。ピノキオを助ける妖精さんも、綺麗だけどわりと年輩の方なので、もう少し若い美女を使えばよかったのなあと思わないでもない。 映画見終わった後で調べたら、ピノキオ役は監督さん、妖精さんはその妻だったようです。うん。ならば仕方ない。 内容としてはとてもよかったです。世界観も映像もすごくいい。ネズミが引く馬車とか、古いイタリアの町並みとか。 個人的にはロバの演技がすごくて、このロバどうやって演技させてるんだろうということが気になって仕方なかったです。火のついた輪を飛び越えて転んだり、大人しく寝ころんで徐々に死んでいくときとか。 CGではないよねきっと。ロバすげえ。 ビューティフル・マインド 非常にもったいない見方をしてしまいました。 この映画を見た前日、三時間しか寝てなくて、夜中に見てたんだけど眠すぎて一時間くらい見たところでいったん消したんです。続きはまた明日にしようと思って。 借りてきた理由もなんかタイトル聞いたことあるってくらいで、どういう話かもさっぱりわからない。前半見た分ではいまいちどういう映画なのかもわからず、そう面白いとも思わなかったから、ネタバレ見ない程度にどういう系統の映画なのか調べてみようと検索してみたんです。 そしたら映画のタイトルと一緒に、とあるキーワードが検索されてる。そのキーワードについて調べて色々読んでる内に……あれ、これってもしかして、そういう話?と話の気づいてはいけない核心部分に気づいてしまいました。 知らずに見ていたら、すごく衝撃を受けただろうに。まじもったいない。 知ってしまっても十分面白かったし感動もしたけど、なにも知らない方には本当になにも知らずに見てもらいたい映画です。最初の一時間は退屈でも、そっからすごく面白くなるから! 自転車泥棒 これもイタリア映画でした。戦後の貧しさとみじめさ、それから仲間たちの繋がりと親子愛を描いた、名作鬱映画です。 話の流れもオチも、なんというかだいたいわかるんだけど(だってタイトルに書いてる)わかっているからこそ嫌な気持ちになる映画でした。 鬱映画は大好きだけど、これはあかん。こっち系はあかん。本当に鬱々してくる。 精神的に追いつめられてる話とか見るの大好きだけど、あまりにもリアルというか生々しいというか、重すぎて楽しむどころじゃない。 でも親子愛はすばらしかったです。子供が親を思う心って、本当に純真でひたむきですばらしい。あのシーンだけのために、鬱々重い映画を見たあいはあったよ。 フォレスト・ガンプ 感動する映画を探していたときにタイトルを見かけた気がするので借りてみた。面白かったです。 個人的にはベトナムに行く辺りが好きだ。というか、ダン中尉が好きだ。 主人公がこの上官を尊敬して懐くんだけど、なんかもう戦場での上官と部下のやりとりっていいよね!戦争ものは苦手だけど、こういう極限状態での男たちのやりとり的なものは好きです。だって腐女子だから。 いや、別に腐目線でみたわけではないんだけども。 あと、このダン中尉の転落っぷりがまたよいです。イケメンなこともあって、とても萌えた。これに萌えるのは我ながらどうかと思うけど、仕方ないじゃないか。こういうの好きなんだから。可哀想萌えってやつだよ。 そしてそのまま自殺してエンドとかじゃなく、ちゃんと立ち直ってくれるところがさらにいい。辛いことがあっても乗り越える人の姿って本当に素晴らしい。 主人公とヒロインより、ダン中尉にばかり意識が行っていました。だって、主人公はともかく、ヒロインはどうも好きになれなかったんだもん。 可哀想だとは思うけど、なにがしたいのかよくわからない。 最後のあれも、申し訳ないけど、自分の死期を悟ったからその後の子供の面倒を見てもらいたかっただけにしか見えなかった。もちろん子供に主人公の名前を付けてるくらいだから主人公のことも愛してたんだろうけど、それならなぜ出て行ったし。 死期を悟ったからこそ、自分の本心を悟ったって考え方もできるんだけど、あの掌の返しぶりはちょっとなあ。再会したときの態度が妙に好意的すぎるせいで、逆にそらぞらしく見えてしまう。主人公の人のよさにつけこんだようにしか見えない。それでも本人は幸せだろうからいいんだけども。 ピアニスト 以下、ネタバレとえげつない内容注意。 楽しみにしていたミヒャエル・ハネケ作品です。 そう。ミヒャエル・ハネケです。 今日の今日まで、ずっとミヒャエル・ハケネだと思っていたよ!! なんでだろう。たぶん読みやすいんだろうね。同様の間違いをしている方をネットで大量に見かけます。本当はハネケだって。ふーん。 変態映画という噂だけは聞いていたので、夜中にこっそり見ました。昨日の話です。その後夜中の二時半くらいにわざわざTSUTAYAまで返却に行ったわけだけど(返却期限昨日だった)そのかいはありました。 正直、時間がなくて見れなかったからもうそのまま返そうかとも思ってたんだよ。でもわざわざこれを借りに行ったのに、見ないのもどうよと思って頑張って見たんだよ。見てよかったよ! 個人的に、ハネケ作品で一番好きです。すごくよかった。素晴らしかった。 前述した通り、内容は変態映画です。いや、正確にいうと違うんだけど、これは変態映画としかいえない。 厳格で堅い女ピアニスト教師が、若いさわやか美青年と恋に落ちる話です。 こう書くと一端のロマンス映画のようですね。ただ、この教師は変態的な性癖があり、かつ母親と共依存状態にあって、どう転んでもこの恋愛がうまく成就しない辺りが普通のロマンス映画とは大きく違うところですが。 正直あまり、変態が好きではないので不安はありました。えげつない描写とかあったら嫌だなあ。えぐいプレイとかしてたらどうしようかなあ。みたいな。 そしたらさすがはハネケ監督。変態は変態ですがねちっこく脂ぎったエロエロとはほど遠い。えげつないはえげつないけど、私の好みのえげつなさ。そう、精神的にくるえげつなさだったよ! 最初はちょっと引きましたが。主人公が変態的な行動を取るたび、ああこれが噂の変態シーンか。きもいなあ。と思いつつ。 お相手の美青年は本当にさわやかで、すごく情熱的に主人公をくどくので、その部分ではニヤニヤしてしまった。ちゃんと普通のロマンスもしてたよ。最初の方は。 最初は頑なで厳格な主人公は青年を拒絶するんだけど、それでも気にしてる辺りの描写とかもニヤニヤした。ちょっと病的だったけど。 それからまあ、初の逢瀬シーンに入るわけだけども。いやはや、こんなこと言ったらまるで私が変態みたいだけど、このシーン、個人的にはすごく萌えました。 普通に愛し合いたい青年と、それを突き放しながら一歩的に手で触るだけの主人公。ときどき痛めつけつつも高ぶらせるだけ高ぶらせておいて、最終的には早くしまって。みたいなね。萌えるわ。辛そうな青年の演技が素晴らしい。 なるほど、これは女教師が美青年を精神的にも肉体的にも痛めつける、エスエム的映画なんだな。と思ったところで逆転が起きます。 主人公は言い寄る青年に手紙を渡すんだけど、その内容がとてもどえむ。 私を縛ってぶってなじって。あなたの尻の穴を以下略……みたいな。その中に共依存の母親のことがかかれている辺りがまた病的。 それを読んだ青年の反応がまた素晴らしいんです。 冗談だろ。嘘だろ。あんたは病気だ。そんな教養高い顔して、よくこんなおぞましいことが書けるな。 あまりのことに、戸惑い憤り現実を受け止められない苦悩が非常によく現れていました。そら受け止められないわ。 そしてこの辺りから主人公の態度が変わってくる。あなたの命令に従うわ。なんでも言うことを聞くわ。これからはあなたが着ろって言った服を着る。とか言い募り、挙げ句の果てにごめんなさい。怒った?と不安そうな顔をする。 冷酷無表情だった主人公の豹変っぷりに、こっちは萌えざるを得なかった。いやだって可愛いんだもん。これがギャップ萌えってやつか。 憤る青年に、そっと怪しげな道具をベッドの下から出して見せるシーンがあるんだけど、そのときの様も妙にはかなげというか、とにかく可愛い。 まあ、普通の性癖の若い青年にそんな変態的な要求が受け止められるわけもなく、主人公を置いて帰ってしまうんですが。 その後は主人公の方から歩み寄ります。その必死感がすごくみじめ。だがそれがいい。 青年はやはり主人公を愛していて、これでハッピーエンドになるかと思いきや、ここからは青年が豹変します。 さすがはハネケ。まともな人間なんてどこにも存在しないよ! と思いつつ、あまりの変わりっぷりに戦慄を覚えました。 主人公を罵り、家に押し掛けてきたかと思えばまた罵り、止めに入る母親を部屋に押し込めて鍵をかけ、主人公をなじりながら血がでるまで殴りつけ挙げ句の果てにレイプ。 あまりに主人公に翻弄されすぎて、頭がおかしくなったのかと思った。 映画を見終わった後で色々読んでいたら、青年は主人公が手紙に書いた内容を再現していたのだと気づきました。 どうりで、罪悪感がない上に「一人でさせないで」「もっと愛して」とかところどころこれは愛し合っての行為だ的な雰囲気を醸し出していると思った。 青年的にはこれは主人公の望みを叶えてやっている的な感覚だったんだろうな。 本気で怯えて嫌がってることに気づいてない。 そう気づいてから、さらにこの映画が好きになりました。 歪みまくってるし変態だし頭おかしい人しかいないけど、これはちゃんと愛の映画なんだなあ。切ないなあ。変態だなあ。 たとえ望みだとしても、愛する女をああも痛めつけられる青年もやっぱり狂ってるけど、そこがまたいい。 非常に私好みの映画でした。 リアルでこの映画が好きだとか、どこが好きだとか、人におすすめだとかは絶対に言いたくないけど、すごく好きだ!! 変態と倒錯とえげつない内容が好きな方にはおすすめです。 いつもはあんまりネタバレ的な内容は書かないんだけど、この映画はほとんど見る人もいないだろうと思って書いてみた。 ていうかただ単に語りたかった。だって面白かったんだもん。 こんな映画をまじめに撮るハネケが大好きです。 ちなみに原作があるらしい。小説だって。なにそれ読みたい。 20:33 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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