2009年02月07日(Sat)
【大好きと大嫌いは紙一重 MZD】
「MZDなんか大嫌い！！！」
そう彼女が叫び部屋に閉じこもってから早３時間。
神パワーで部屋に入るのは簡単だけれど、今回はそれをしちゃいけない気がしたんだ。
「なんでかな・・・」
頼みの影も、先ほどミミニャミの所へおつかいに行かせたばかりだった。
ポリポリと頭を数回かいて、
うーんと唸って、
いろいろ考えてみたものの、何も浮かばない。
彼女が怒りだす前、２人でお茶しながらテレビを見ていて
それはつい先日、収録した音楽番組で、
新人の綺麗なねーちゃんにミミニャミがインタビューして、
俺が突っ込んで、新人のねーちゃんは笑って、
あとは？
「槙瑠ー出て来いよ。」
「いやだ」
「・・・なにが気に食わねぇんだよ」
「・・・」
「槙瑠？」
「MZDが、MZDが・・・」
彼女の表情は見えないものの、その声は震えていて、
今にも泣き出しそうな。
「MZDは、あんな綺麗なお姉さんが好きなんでしょ？」
「・・・はぁ？」
イミガワカラナイ
「私のこと嫌いなくせに」
「嫌いだよ。」
扉の向こうで彼女のすすり泣く声が聞こえる。
「泣き虫で、やきもきやきで、寂しがり屋な所、ウザイって思う。」
「だけど、そんな槙瑠が好きなんだよ！」
ガチャと勢い良く開いた扉
「MZDっ大好きっ！」
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20:05
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